温泉の効用について

加賀温泉ケアセンターのお風呂は『天然温泉』です。
温泉の医治効用は、その温度その他の物理的因子、化学的成分、気候、利用者様の生活状態の変化、その他諸般の総合作用に対する生活反応によるもので、温泉の成分のみによって温泉の効用を確定することは困難ですが、加賀温泉ケアセンターにおける温泉の浴用の禁忌症及び適応症は、おおむね次のとおりです。

浴用の禁忌症

急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般的に病勢進行中の疾患・妊娠中(特に初期と終期)

浴用の適応症

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、老後回復期、疲労回復、健康増進

温泉分析

    源泉名
    加賀太子源泉 第2源泉
    泉質
    アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)
    泉温
    源泉:26.2度
    浴槽:41度~42度
    成分
    陽イオン(ナトリウム、カルシウム)
    陰イオン(硫酸イオン)
    その他温泉分析書参照
温泉分析書

成分に影響を与える項目

  1. 加水の理由: 温泉資源の保護、及び適温に保つため、加水しています
  2. 加温の理由: 入浴に適した温度に保つため、加温しています
  3. 循環の理由: 浴槽内の衛生管理のため、濾過循環装置を使用しています
  4. 消毒処理の理由: 石川県公衆浴場基準条例に従って、塩素系薬剤を使用しています
  5. 入浴剤の使用: 入浴剤は使用しておりません

浴用の方法および注意

  1. 最初の数日は1日あたり1回とし、その後2~3回までとしてください
  2. 温泉療養必要期間は最初2~3週間から始めてください
  3. 温泉療養開始後1週間以内で『湯あたり』が現れる事があるがこの場合は入浴を中止してください
  4. 入浴時間は3分~10分とします
  5. 入浴中は一般的には安静ですが、医師の指示がある場合、運動療法は可能です
  6. 入浴後は一定時間安静にしてください
  7. 高度の動脈硬化症、高血圧症、心臓病の方は高湿時(42℃以上)の入浴はできません
  8. 熱い温泉に入ると『めまい』を起こす事があるので十分注意してください
  9. 食事の直前や直後の入浴は避けるほうが望ましいです
  10. 飲酒での入浴は禁止します
百寿の湯